About GIGA School Concept

ギガスクール構想関連

予想や結果の集約と共有を瞬時に!

 タブレット型PCとMicrosoftTeamsを使うと,一人一人の子供たちの予想や結果の集約と共有を瞬時に行うことができます。学級全体の傾向もつかむことができます。

 5年生理科の「台風と天気の変化」での活用です。「台風はどこで発生するか」という課題です。最初の子供たちのつぶやきから,世界地図を予想の違いで色分けしたJPEGの地図を作ります。Excelを使って,各自の出席番号の所にリンクリストで予想のA,B,Cから選べる表を作ります。その表から条件関数〔カウント・イフ〕を使って,A,B,Cを選んだ人数を集計する表を作ります。表を棒グラフにして,グラフを別のシート〔予想集計〕に移動して表示させるようにします。ここまで準備ができたら最初のシートにJPEGの地図作ったファイルを貼り付けます。Teamsのウインドウにドロップして,子供たちに送ります。子供たちはExcelで開き,自分の出席番号の所に予想をA,B,Cのリストから選び入力します。全員が選び入力し終わったら,予想集計のタブをタップすると,学級全体の予想の数と傾向が瞬時に分かります。

 デジタル台風のサイトなどで調べたあと,結果も同じようにして集約し,まとめにつなげることができます。一度,このようなリンクリストで集約する表をつくっておくと,JPEGの地図部分とリストを変えるだけで,他のフェイズにも使えるようになります。

缶詰をつくりました

 と言っても,「情報」の缶詰です。5年生の理科「流れる水のはたらき」で川の観察や上流から下流の石の大きさや形,川の周りの様子の違いから,水が流れると「侵食」「運搬」「堆積」の3つのはたらきが見られるのではないかと予想を立てました。土砂におがくず,アイロンビーズを混ぜたものを流水実験装置に入れて,水の量を変えて流したときと,流し終わった後に,3つのはたらきが見られるのか,どのように見られるのか,どんな場所に見られるのか,その違いは何かに気を付けて,1本10秒間の動画クリップや,写真に交代で撮影しました。

 情報の缶詰は,後で取り出して,現象を再現したり自分の予想を確かめたりすることに大活躍します。考える根拠になります。むやみやたらに「撮る」のではなく,何のために〔目的〕,何を〔対象〕,何に生かすか〔活用場面〕をはっきりさせて,タブレット型PCの撮影機能を生かしていきます。

缶詰を開けて中身を調理しました

 5年生は,過日,流水実験装置で実験し,侵食・運搬・堆積の現象を動画や写真に記録しました。それを振り返りながら,水の量を少なく流したときと多く流したときの3つのはたらきのちがいをまとめました。

 缶詰を開けて調理しても,缶詰の中身は減りません。何回も調理したり,調理を一度止めて,味見をしたりすることが可能になり,より確かな実験のまとめができました。上手に撮影した人の動画を,MicrosoftTeamsで共有して全員で見合うことも行いました。タブレットPCの缶詰をつくる機能をたくさん生かすことができました。

ICT支援員の先生に,お世話になっています

 GIGA School 構想で導入された,タブレット型PCなどのメディア機器の使い方や,アプリケーションの使い方を支援してくださる,ICT支援員の先生に,2学期からお世話になっています。今日は,2年生に,NHK for School の見方をレクチャーしてくださいました。

これからもよろしくお願いいたします。